みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリストの大山シュンです。
昨日、電車の中で50歳前後の男性と隣合わせになりました。その方は全身をディオールオムというブランドで固め(すごく高価です)、眼鏡はトム・フォード、強めの香水を付け、手にはコンビニのビニール傘を持っていました。
「この人は全身でいくらの費用が掛かっているのだろう」頭の中でざっくりと電卓を弾きながら、僕はあまりに強い香水のニオイにクラクラとめまいを覚えるのでした。
正直な話、その方のファッションを見て、「オシャレ上級者だな」とは決して思いませんでした。
ブランドネームや流行に頼り過ぎてしまい、悪目立ちをしているなーと感じてしまったのです。
ディオール・オムもトム・フォードも素晴らしいブランドだと思います。
でもブランドネームを前面に押し出すような着方をしてしまうと、やっぱり残念な仕上りになってしまいます。
ファッションっておもしろいもので、凝れば凝るほど、周囲の人は目は案外冷ややかなものです。
自己満足だけで突っ走ってしまうと、だいたい失敗してしまうわけですね。
きっと強い香水のニオイだけでも、かなりの悪印象を周囲に振りまいてしまっているように思います。
僕自身も常に注意が必要なのですが、客観的な視点を意識しながら、「やりすぎないバランス」を取ることがファッションにはとても大切な気がします。
これって、けっして「ヒトゴト」ではありません。例えば、バーバリーブラックレーベルやポール・スミスなど、なんとなく名前を聞いただけでオシャレそうに感じるブランドで買い物をしている方も注意が必要です。
これらのブランドを使って上手にコーディネートするには、それなりの知識とセンスが求められると思っています。
みなさんは心当たりありませんか?「百貨店で買い物をしていれば大丈夫だろう」という安心感も実は危険なのです。
ブランドネームに頼るのではなく、自分の中に「モノ選びの基準」をしっかりと持つことが大切です。
人の振り見て我が振り直せとはよく言ったもので、電車の中というのは、人間観察と自己反省にはもってこいの空間です。
あなたのファッションは周りからどのように思われているのでしょうか。怖いですが、向き合わなきゃいけないテーマなのだと思っています。
ということで今日も1日、張り切って行きましょうー!!
ファッションスタイリスト大山シュン
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