みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリスト大山シュンです。
みなさんは苦手なファッションアイテムはありますか?「流石にこれだけは苦手だなー」と思うようなファッションアイテムは、誰にでも1つや2つはあると思います。
例えば帽子だったり、ストールだったり、アクセサリーだったり。
このような少しクセのあるアイテムには賛否両論があり、苦手に感じている方も多いのかなーと思います。僕個人としては、どのアイテムもときどき使っています。
それでも正直、苦手だなーと思うアイテムはちょこちょこあったりもするわけですね。
その代表格が「白パン」です。僕は白パンが苦手です。正確に言うと「苦手でした」
どちらかというとキザなアイテムですし、自転車乗りの僕にとって、汚れが気になる難しいアイテムなんです。これまで避けてきた選択肢でした。
それでも、仕事となれば別問題。お客さんに白パンをお薦めすることはあります。
「この方だったらさらりと着こなせるだろう」と思ったら、どんどんご提案します。それを客観的に見ながら、「ひょっとしたら自分も履けるかもしれない」という確信を少しずつ深めてきました。
ファッションの面白さって、きっとこのような「苦手なアイテム」を克服する瞬間にあるのかなーと思ったりもするんです。
僕は日々、お客さんが今までの価値観から突き抜ける瞬間に立ち会っているので、理屈では分かっているのですが、自分のことになると多少はビビるのですね(笑)白パン、やっぱり気恥ずかしいなーと。
えいや!と覚悟を決めて、白パンを買うことにしました。覚悟さえ決まれば、後はひたすら色々な物を試して、しっくりくるような1本を探すだけです。
まずはユニクロから始まり、セレクトショップのオリジナルの白パンやイタリアのパンツ専業ブランドの白パンまで片っ端から試しました。流石に途中から「白パンが苦手だったという事実」さえもすっかり忘れていました。
見慣れてしまうんですよね。覚悟さえ決めてしまえば感覚は後からちゃんと付いてくるものだと思います。
そして今では、ごくごく普通に白パンを履くようになりました。キザに見えないように、程良くロールアップをして、くるぶし辺りを覗かせながらラフに着るようにしています。コーディネートもしやすい便利なアイテムです。
何が言いたいのかといいますと、自分が苦手だと思っているアイテムにこそヒントが隠れていると思うんです。
これが似合うだとか、あれは似合わないとか。そういうイメージは、実はタダの思い込みの可能性が高いと思うんです。
歳を重ねれば重ねる程、こういうネガティブなこだわりや思い込みがたくさんたくさん積み重なってくると思います。まずは、この思い込みを取っ払わないと、ファッションは楽しめません。
うちのお客さんでも、自分のこだわりを潔く捨てられる人と、今までの価値観から抜け出せない人と、やっぱり仕上がりに差が出ます。
「なるほど、こういう物も案外いけるんだね」
そう感じる瞬間が一番楽しいんですよね。僕自身も同じです。だから苦手なアイテムこそ、何度も試着をして、あえて着てみることが大切なような気がしています。
みなさんにとって苦手なアイテムってなんですか?
ぜひもう一度、苦手なアイテムと向き合い、楽しんでみる覚悟を決められることをお薦めしたいなーと思います。
ご清聴、ありがとうございましたー!
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