タイトルからなんとなく予想ができると思うのですが、10年前のブランドものの服と最近のユニクロ服、どっちがおしゃれに見えると思いますか? もちろん何を選ぶか、どう組み合わせるかにもよりますが、僕は今のユニクロの方が断然おしゃれに見せることができると思っています。
理由は簡単です。時代は変わるからです。ファッションの世界も緩やかに変化を続け、3年経つとなんとなく古臭く感じ、5年経つと確実に古くなり、10年も経てばもうまるっきり今のものとは雰囲気が違ってしまいます。
高いお金を掛けて買った服には思い入れがありますし、なかなか捨てられないものです。そして高いものは時代を越えてずっと素敵であり続けるという、「勝手な思い込み」があります。でも残念ながら、どんなに高い服でも、10年経てば古臭くもなりますし、服自体もくたびれてきます。
それだったら今売られているユニクロの服に買い替えた方がよっぽど素敵に見えることも少なくありません。10年前だったらユニクロの服と価格帯の高いブランドの服では大きな差を感じたかもしれません。ところが今ではユニクロの品質はどんどん上がってきていますし、デザインもベーシックなものであれば、そこまで差が分からなくなってきています。どの服もそんなに大差ないよね、そう言われる時代です。
「自分はブランドものを着てるぞ」と思ったところで、端から見れば「ただのくたびれた服」にしか見えないことは少なくありません。街でよくモンクレールの大きなロゴの入ったクタクタのダウンを着ている人を見かけるのですが、それってあまり素敵には見えないです。むしろブランドに頼り切って、ボロボロになるまで着ているのはダサく感じてしまいます。それだったら今の時代にあったユニクロのシームレスダウンパーカを買う方がよっぽど素敵に見えます。
厳しいことを言うようですが、決断しなきゃいけないんです。クローゼットを開けて、どんなに高くても、どんなに思い入れがあったとしても、5年以上前の服はどんどん手放すことが大切です。高い服がダメなわけじゃないですし、高い服にはもちろんそれなりの価値があります。でもそれを大切に何年も着続けると、やっぱり古臭くなるということは理解しておいた方がいいです。
先日、クローゼットを整理していたら、たまたま出てきた5年前の高かったカーゴパンツがあるんですが、履いてみたら、「なんでこんなの買ったんだろう」と思うくらい残念に思えたんですね。当時はそれで良かったけど、時代が過ぎて、今の時代にはまったく合わなくなったんですね。
こういうことはザラにあります。だから定期的な入れ替えは必須なのです。「服を買うなら捨てなさい」という本がありますが、このタイトルは本当に秀逸です。新しい服を買っている場合じゃないです。まずは捨ててください。徹底的に量を減らしてから服を買うのが正しい順番だと僕は思っています。
といいつつも服を捨てられない僕は、今日もリサイクルショップへ服を持ち込む予定です(笑)
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