みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリストの大山シュンです。
僕自身、30代半ばを迎えて、ファッションに関する考え方が大きく変わってきたなぁと実感しています。10代・20代の頃はファッションが大好きで、食事を切り詰めてまで服を買い漁っていました。
選ぶ服というのも、「サイズ感が命!」といった具合で、いかに身体にフィットするかを重視してきました。動きやすさとか、肌触りなんてまったく気にしませんでした。
ところが・・・ それなりに歳を重ねるごとで、親の世代がよく口にしていた、「着心地」とか「肌触り」がいかに大切なのかということを少しずつ実感するようになってきました。今では袖を通したときの肌触りで買うのを止めるということも増えました。う〜ん、歳を取ったのですね(笑) それもまた悪くないものだなぁと思っています。
そして服の買い方についても考え方も大きく変わりました。クローゼットの中に様々な個性の服が並んでいて、毎朝コーディネートに悩むのを楽しむというのが10代・20代でしたが、今ではもう真逆です。いかにコーディネートに迷わないかの方が重要に感じるようになりました。
クローゼットの中も、服の量が少なければ少ないほど安心するようになりまいた。これは本当に不思議なことです。服に興味がなくなったわけではなく、今も大好きではあるのですが、たくさんの量を所有することには何の魅力も感じなくなりました。
それよりも、少数精鋭の服が並んでいて、それらの中からシンプルに着こなしを考える方が、とても心地が良いなぁと思える今日このごろです。
このように、歳を重ねるごとに、ファッションに対する考え方や付き合い方は大きく変わるものだと思います。僕の感覚では、5年くらいの周期で、服の好きなテイストが大きく変わったり、考え方が変わったりするのを実感しています。
「今の自分」に合う服って、なんだろう。立ち止まって考えてみることも大切だと思っています。街で色々なひとのファッションを観察していると、学生時代とあまり変わらないような格好をしている人をたくさん見かけます。
見た目は十分におじさんなのに、着るものだけが学生時代と変わらない。これだとファッションと本人の間に大きなギャップが生じて、とてもアンバランスな見た目になります。これがいわゆる「おじさんファッション」の特徴なのかなと僕は思っています。
時代も変わるし、自分も変わります。その時々に合った「心地のよいファッション」について、やっぱり立ち止まって考えてみることは大切だなぁと実感しています。
久々に鏡で自分の姿を観察してみると、やっぱり20代とは明らかに変わっていることに気づきます。それは悪いことではなく、むしろ歓迎することだと思っています、いや思いたいです(笑) 昔のようなフレッシュさがない分、僕は服の持つ力で、素敵に見せられたらいいなぁと思っています。
歳を重ねるごとに派手な色の服を好む女性もいますが、その気持ちが少しずつ理解できるようになってきました。失った分のフレッシュさを、鮮やかな色で補いたいという心理が働くのかもしれません。それはごく自然なことなのかもしれないなと思ったりする今日このごろです。
僕は鮮やかな色合いにはあまり興味はありませんが、素材の持つ風合いの良さや、服そのものが持つ品の良さといったものにはちょっとだけ頼りたいと思っています。たくさんの服は要らないけれども、今の自分を素敵に見せてくれる、ていねいに作られた服を選びたいなと思っています。
みなさんは今の自分に合う服を着ていますか? 5年周期でファッションと向き合っていますか? ぜひときどき振り返ってみてほしいなぁと思っています。
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
ファッションスタイリスト大山シュン
追伸:「30代からの洋服の選び方」について、新刊で詳しくお伝えしています。これ一冊読めば、今後のファッションとの向き合い方の方向性が見えてくるかと思います。良かったら読んでみてくださいね!
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