みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリストの大山シュンです。
みなさんは「ディンプル」という言葉を聞いたことはありますか? おそらく聞いたことがあるという人は3割未満だと思います。ディンプルというのは、ネクタイの結び目に作る「くぼみ」のことを指しています。おしゃれな人を注意深く観察すると、ネクタイにディンプルを作っている人が非常に多いことに気づくはずです。
ディンプルという「記号」
試しにファッション誌を開いてみてください。おそらくディンプルを作っていないスーツスタイルはほぼ皆無だと思います。同様に、テレビに出ているおしゃれな芸能人や俳優さんのスーツスタイルでも、おそらくこのディンプルが作っている場合が圧倒的に多いはずです。
おしゃれな人は必ず取り入れている「ディンプル」 このくぼみを作ることで、平坦なネクタイに動きを出すことが出来ます。ディンプルがあるかどうかで見え方は大きく違います。ちなみにオバマ大統領もしっかりディンプルを作っています。
このディンプルにはある種の記号のような役割もあります。【ディンプルを作っている=お洒落を知っている】という1つの目印のような役割を果たしてくれます。ですので僕は経営者の方のスタイリングの際には必ずディンプルを作るようにしています。積極的に活用していただきたいテクニックの1つです。
制限がある中でいかに差を付けるのか?
スーツスタイルというのは私服と違って、着こなしに制限があります。スーツ、シャツ、ネクタイ、靴、バッグという決められた範囲の中で、いかに信頼感を相手に感じ取ってもらえるかがとても大切です。この限られたアイテムの中で、人との差を出すためには、ディンプルのような小技を知っておくことがとても大切です。
最近ではクールビズの影響で、ボタンが黒かったり、ステッチに色が付いているような「盛ったシャツ」がたくさん売られています。ネクタイを外した分の物足りなさをシャツに遊びを入れることで補おうという意図があるのだと思います。でもこれはあまりお薦めできない方法です。
このような盛ったシャツにネクタイを締めている人も多いですが、あまり素敵には見えません。それよりもネクタイの結び方1つで見え方は十分に変えることができます。ぜひみなさんにも取り入れて欲しいスキルの1つです。
ディンプルの作り方について
ではディンプルはどのように作ればいいのでしょうか? Youtubeで分かりやすい動画を見つけましたので、こちらでもご紹介させていただきます。
非常に分かりやすい動画ですね。何度も繰り返し行うことで、確実に上達します。早速明日から習慣化してみてください。
ちなみにネクタイの結び方ですが、もっともオーソドックスなプレーンノットが一番のお薦めです。でもそこまでこだわる必要はありません。いつも通りに結び方で、最後にディンプルを作るだけでも十分に素敵に見えるはずです。
シャツとネクタイの間の隙間を埋める
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そして最後に注意していただきたいポイントがあります。それがネクタイとシャツの間の隙間です。よく第一ボタンを締めずにネクタイをしている方を見かけます。確かにネクタイは息苦しいですし、面倒なものです。ただどうせ締めるのであれば見栄えにもこだわりたいところです。
シャツとネクタイの間の隙間を作らずに、しっかりと上まで締め上げてください。最後の詰が甘いとやはりスーツスタイルの見栄えは大きく変わりますのでこちらも意識してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今日は知る人ぞ知る「ディンプル」についてお伝えしました。あまり目立たないポイントではあるのですが、このような小技を積み重ねていくことで、スーツスタイルの見え方は大きく変わります。
ぜひ明日から取り入れてみてはいかがでしょうか。以上、ファッションスタイリストの大山シュンでした。
ファッションスタイリスト大山シュン
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