みなさん、こんにちは
「買い物はエンターテイメントだ!」
メンズファッション研究家の大山シュンです。
この時期になると、僕はケルヒャーのスチームクリーナーが必ず欲しくなります。ケルヒャーを所有するのは男のロマンです。ものすごい水圧で「ブシャー」っと男らしくベランダを掃除する。これは小さい頃からの憧れでした。
今年も気づけば年末の大掃除の季節です。上の写真は我が家のダイニング。今年は「家」という大きな買い物をしたので、年末の消費はおとなしくしています・・・
ということで、ケルヒャーを買って水圧ブシャーっていうのは来年のお楽しみにしたいと思います(笑)
さて今回もみなさんからのご質問にお答えしたいと思います。早速行ってみましょうー!
ご相談内容
大山さんでも、購入して1度も袖を通さなかった服とかありますか?
自分は土日しか私服は着ないのですが、(大山さんの本の影響で)今年1年服選びが楽しくて大量に服を買いました。
ただ、結局1度も着なかった服も多数あります…。
数稽古も大切だと自分に言い聞かせていますが、来年はもっと賢い服の買い方をしたいと思っています。着なかった服は思い切って断捨離した方が良いでしょうか?
大山シュンからの回答
まず最初にこれだけは言わせてください。
たくさんの服を買わせてしまって、すみませんでした・・・
僕の本を読んだり、オンラインスクールに入ったりすると、例外なく最初の1〜2年は衣服費が増えます。
僕に出会うまではそんなに服にお金を掛けることがなかったいう人は多いかと思います。
そういう場合はクローゼットの中身を総入れ替えする可能性もゼロではありません。そうなるとそれなりにお金は掛ってしまいます。たとえユニクロで全部服を揃えたとしても、それなりには費用は掛かります。
ただ、それもずっとは続きません。ベースとなる服が揃い、ご自身の中に「正しい服選びの知識」が蓄積されると、少しずつ買い物の失敗が減ります。精度が上がってくるんですね。
「買ったけど着なかった服」というのは、ファッションを学び始めた初期には必ず生じるものです。
どんなに僕が「これって、いい服ですよ」と言っておすすめしたとしても、それがご自身の感覚に確実にヒットするとは限りません。人それぞれ好みがありますし、人柄や体型によってもベストの服は微妙に異なります。
ですので、「買ったけど着なかった服」はある程度生じてしまうのは仕方がないのかなと思います。ただそれは年単位で見ると確実に減ります。
それは自分自身の好みが少しずつ分かり、「自分に似合う服」というのが認識できるようになってくるからです。「大山さんや店員さんはいいって言っているけど、このテイストは着なくなる系の服だな」というのがだんだん分かってくるわけですね。
そうなると「買ったけど着ない服」は確実に減っていくわけです。
そして僕たちは生きている限り、かならず何か服を着なくてはなりません。1〜2年の話じゃなくて、一生の話です。その時に、「服の正しい選び方」を知っているのと知らないのとでは大きな差が出ます。
お金の節約にもなるし、あれこれ悩む時間の短縮にもなります。
それにファッションという苦手分野が底上げされることで、「ハッタリ力(りょく)」が付きます。なんかあのひと、素敵だな。と思われることで、仕事でも「できる人」に見えるようになりますし、プライベートでも女性から好感を持たれるようになります。
その経済効果たるや、僕は服に投資した金額なんて、すぐに回収できると思っています。これは実体験として。だから服にお金を掛けるのは、僕は「浪費」だとは思いません。むしろ「投資」だと考えています。
それを大枠で理解しておくと、服にお金を掛けることへのハードルが少し下げられるんじゃないかなと思います。
プロは買い物の失敗をしないのか!?
そして、ファッションに仕事として携わり、偉そうに「ファッションの基本」を語る僕には「買ったけど着なかった服」なんてあるわけないですよね。
いや、全然。着なかった服の方が多いかもしれませんよ、まじで。
残念な事実かもしれませんね。でも僕は意図的にこれをやっています。
ファッションにはトレンドがあります。そして僕が発信している情報には、僕なりの偏見がたっぷり含まれているわけですね。僕にも好きな服があるので、それ以外の服や着こなしについてはどうしても知識が及ばないわけです。
だから常に自分のファッションにおける守備範囲を広げたいと思っています。色々なジャンルの服を着て、理解して、それを分かりやすくみなさんにお届けできないものかと試行錯誤をしています。
僕にとって服を買うことは「実験」なんです。だから「これは間違いなく外さないでしょ」という服よりも、自分にとってはチャレンジングな服を買うことも多いです。だから「買ったけど着ない服」なんて日常茶飯事です。
でもこれをもったいないとは思わないです。投資ですから。
ごめんなさい。カッコつけましたね、今。ぜんぜんもったいないな〜といつも思い悩んでいます
プロと名乗る僕でもこんなもんですよ。買い物の失敗なんてよくありますし、思い悩みんだりもします。それでは解決方法を一緒に考えてみましょう。
「買ったけど着なかった服」との付き合い方
「買ったけど着なかった服」との僕なりの付き合い方についてちょっとお話をします。
僕はこういう服に対しては、2つの方法を取ります。
まず1つ目は、さっさと売ってしまうこと。高かったものはメルカリで売りますし、そうじゃなかったものはジャンブルストアのような街の古着買取やさんで売ります。
どうせ着ないなら、僕じゃない誰かに使ってもらった方がいいですよね。だからどんどん売ります。
で、この時のコツなんですけど、「買い取り額が10円でも気にしないこと」です。みなさん買ったときの金額を気にして、「そんなに安い値段では売りたくないよ」とか思っちゃうんですよね。甘いです、その考え方。
相手だって商売です。安く仕入れて、少しでも高く売りたいと思うのが心理です。
もし、みなさんが手持ちの服を1円でも高く売りたいなら、それなりに手間を掛ける必要はあります。ヤフーオークションでも、写真の撮り方にこだわりまくって、商品説明文も魅力的に書ければそれなりの高値で売れます。
僕は学生時代、フリーマーケットで服を安く買ってきて、それをヤフーオークションで高値で売りさばいていました。こうなると小さな商売ですよね(笑) でも高く売るにはそれなりに手間が掛るんですよね。
それを省いてすぐに現金化できるのであれば、もう買取金額なんて一切気にしちゃダメです。「捨てるよりは気がラクだから売る」という感覚の方がいいですね。
寄付でもいいです。H&Mとかユニクロでも確か着なくなった服を受け取ってくれるはずです。
「着てない服を捨てる」というのは、ものすごーくハードルが高いです。捨てるんじゃなくて、売ったり、寄付したりすれば、その心理的なハードルは越えられます。こんな具合に着ない服はどんどん手放しています。
無理矢理着ると見えてくる世界・・・?
そしてもう1つの手段が、「ご近所着として、無理矢理でも着る」ってやつです。
休日着として、メインで活躍するには至らなかったけど、部屋着だったり、ご近所着だったらいいだろうと割り切る。そしてガンガン着倒すんです。
そうすると、そのうちに目が慣れて「あれ、これ全然いいじゃんー!」ってなることも少なくありません。
僕の場合、今年実験で買ったユニクロのGジャンも全然着なかったので、もう子供と遊ぶ時用にして、ガンガン着ましたよ。そしたら目が慣れて、「1軍昇格!」なんてこともあったりするわけです。
「買ったけど着なかった理由」が、目が慣れていなかっただけ、なんていうことも少なくないんですよね。だから部屋着として活用するのも結構おすすめですよ!
まとめ
というわけで、今回は僕なりの「買ったけど着なかった服」の対応策についてお話しました。
実はこれらの服の最大のネックは「奥さんに白い目で見られないか怖い」という点にこそあります。
僕の場合、自分の服を1着買ったら、奥さんの服も買ってあげるようにしています。
なんなら、奥さんに服を買ってあげてから自分の服を買います。これが一番平穏ですので(笑)
これ、僕の本の読者の方には、ぜひ実践してもらいたいです。
自分の服ばっかり買っちゃだめですよ。絶対に奥さんが不満を持ちますからね。服はゆっくり入れ替えていけばいい。その間、奥さんの機嫌を損なわないように、しっかりと奥さんにも服を買ってあげる。おみやげを買って帰る。家事を率先して手伝う。これ、超大事です。
あれ、何の話でしたっけ?
なんといっても夫婦円満が一番大切です。おしゃれをするにも、みんなが楽しいのが一番ですからね。ぜひこういう身近な人のケアも頭の片隅に置いていただくと良いかなと思います。
それではみなさん、今日も素敵なファッションをお楽しみください!
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