みなさん、こんにちは
メンズファッション研究家の大山 旬です。
大人の男のための「おしゃれ相談室」へようこそ!
先日からお伝えしていました「みなさんのファッションに関するお悩み、ブログで解決しまっせ!企画」 かなりご質問が溜まってきました。ありがたい限りです! おかげでブログのネタにはしばらく困りません(笑)
さっそくですが、今回からバシバシお答えしていきたいと思っています。
それでは第1回目のご質問はこちら! 早速行ってみましょう〜
ご質問内容はこちら!
おしゃれが好きで毎日洋服の事ばかり考えています。ただ、最近「その服いいね。おしゃれだね。」そういった会話がなくなっていっているように感じます。
自分自身が楽しむ為に洋服に携わっていますが、相手からの反応も楽しみでもあります。だから洋服を楽しむモチベーションが少し下がったりもします。SNSにあげたいと思ったりもしますが上手くないもので.
大山さんでしたら、この気持ちに対しどのように向き合っていきますか?
大山 旬からの回答
とても興味深いご質問ですね〜 これはきっとたくさんの人が同じような悩みを抱えているんじゃないかと思います。
きっとご質問者の方は、色々とおしゃれに気を配っているんだと思うんです。でもなかなか人から褒められることがない。どうせおしゃれをするからには人からも褒められたい。でもどうすればいいのか分からない。きっとこんなことを考えていらっしゃるのかなと思います。
確かに。僕も褒められたいという気持ちはあります。そして褒められるとやっぱり嬉しいです。
先日ですね、コンビニのおばちゃん店員さんに、「あなたセンスいいわね〜」と褒められたんですよ。もうびっくりしちゃって。あんまり面と向かってファッションについて褒められる場面なんてそんなに多くはないんですからね。
僕みたいにファッションを専門にしている人間でも、そんなに褒められる機会なんて多くはありません。だって、みなさんも「いや〜、◯◯さん、いつもおしゃれですね」と面と向かって褒めることって、あんまりないと思うんですよね。
僕もそうです。おしゃれな店員さんと話をしていて、「◯◯さんって、いつもおしゃれですね〜」なんてわざわざ褒めることはないです。こっ恥ずかしいですし、褒めるにも言葉のチョイスって、難しいですからね。だからめんどくさいし、褒めない(笑) 内心は、いつもおしゃれだな〜と思っていたとしても、ですよ。
つまり、人のファッションを褒めるという習慣というのは、日本においてそんなに頻繁には行われないということ。まずはこれは理解しておくとちょっとだけ心がラクになるかなと思います。
そしてですね、逆にどんな時に「おしゃれですね〜」と相手に対して言うのかを考えてみる。
すると、なんか奇抜で、変わった格好している人に対して、会話のきっかけとして気を遣って「◯◯さん、おしゃれな格好していますね〜」と言ったりするんですよね。
これって、実は褒め言葉でもなんでもない。むしろ苦し紛れのトークの一種であって、それを真に受けるのは僕はむしろ怖いなって思っちゃうんですよね。
こういうケースは結構よく見かけます。近くで「おしゃれですね〜」と言われている人がいる。見てみると、完全に痛い感じのファッションだったりする。気を遣われているな〜って感じる場面は少なくないです。
人が誰かのファッションを褒めるときというのは、ファッションが目立っているときだと思ってください。「人と違うファッション」だからこそ、おしゃれなのかな?と気づいてもらえるんですね。 これ、大切なことを言っています。
「人と違うのはおしゃれなのか」問題
でも人と違うファッションがおしゃれというわけでは決してありません。ふつうに見えるけど、なんか雰囲気がいい。言葉にはしづらいけど、おしゃれそうな感じがする。これだって立派な「おしゃれ」です。僕はこちらの方にこそ価値を感じるんです。
だから、僕は自分のファッションが妙に褒められるようになったら、マジメに振り返りますよね。これって、ひょっとしたらヘンなんじゃないかなって。一般的な感覚とズレているのかなって、自分を疑いますよね。
苦し紛れに褒められるくらいなら、僕はいっそ褒められたくなんてない。それくらいに思っています。
それよりも、先日のおばちゃんの褒め方は僕にとってはちょっと嬉しくって。
「あんた、センスいいわね」と言われたんですよ。「おしゃれ」じゃなくて「センスがいい」。これはちょっとした言葉のニュアンスの違いなのですが、苦し紛れの言葉ではなく、きっとふと感じたことが漏れ出たような言葉のように感じたんですよね。
あとは、「その服、どこで買ったんですか?」というのも、僕には嬉しい褒められ言葉の1つです。褒めている感じはしないですけど、僕の服に興味を持ってくれている。あれ欲しいなと思ってもらえている。そういう褒められ方って気持ちがいいですね。これも偽りのない言葉だと思うからです。
僕が店員さんを褒めるときにも、大体こういう褒め方をするんです。「その服、いいな〜、どこのですか」 こう言ってもらえたとしたら、喜んだ方がいいですね!
ただ覚えておいてください。こういった褒められ方をされることなんて、そんなに多くはありませんからね。年に数回程度です。それくらい人は他人のファッションを褒めるようなことがないんだということをまずは理解しておいてください。
じゃ、どうすればいいんだい?
こういう大前提がありつつも、「じゃどうすればセンスがいいと思ってもらえるのか」にも1つだけヒントをお伝えできればと思っています。
これはさっきもちょっと触れてみたんですが、「人との違いが明確なファッション」にこそ、人はおしゃれだな〜、センスがいいな〜と思うわけです。
だからベーシックなファッション、人との小さな違いを積み重ねるファッション、僕が提唱しているような着こなし理論というのは、実は「おしゃれですね〜」とは言ってもらいにくいんですね。衝撃!!!
でもダサいファッションではないし、ほんのり好感は持ってもらえるファッションではあります。僕はまずはみなさんにここまでは最短距離で行ってもらいたいと思っているんですね。ファッションで損をしないレベルにまで引き上げる。これが僕の本のコンセプトなんです。
それから先、もっと違いを出して、人からたくさん褒められるには、多少とがっていかなきゃいけない。着こなしに「アクセント」をもたせていくのがいいですね。
それは「トレンド」という要素であったり、「色合い」という要素、「素材や風合い」という要素、様々な要素があるのですが、ここで人との違いを意識する。これで始めて、「センスがいいですね」という引っ掛かりを作ることができるんですね。

ちなみに僕がコンビニのおばちゃんに褒められた時の格好はこんな感じでした。そんなに僕としてはおしゃれをしているような感覚はなく、寒かったから重ね着しただけの格好です。
このコーディネートにおける「違和感」はどこかというと、Gジャンというアウターの上に、更にロングコートを羽織るという組み合わせです。ここに「なるほど、こんな着方があるんだな」と感じる人がいるわけですね。おばちゃんのおしゃれセンサーに引っかかったわけです。
でもこの着こなしは別に突拍子のないものではなく、昔からおしゃれな人がよくやるコーディネートの1つなんですね。僕はそれを知っているからなんとなく、寒いし、これだったら、ファッション的にもちょっと攻めているからいいか〜と思ってコーディネートしたんですね。
このような引っ掛かりを常に意識してください。ただし着こなし全体を派手に、奇抜にすると、その時点で「ただの変なファッションの人」になりますので注意してください。
ベーシックなファッションという基盤がありつつも、そこに1〜2つだけでも変化球を加えてみる。これが僕なりの「引っ掛かりを作る方法」だと考えています。
たとえば・・・
■ホワイトジーンズを履いてみる
■流行りのロングシルエットのコートを取り入れてみる
■コートは無地じゃなくて、流行のチェック柄を入れてみる
■スニーカーは少しごっついものを入れてみる
■ベレー帽だったり、ニット帽をかぶってみる
なんでもいいですね。1〜2点入れてみるといいでしょう。どれもちょっとした違和感が生じるような「要素」になっています。
このようなアクセントとなるようなヒントはファッション雑誌にこそ溢れています。
僕の本ではトレンドだったり、アクセントとなりうる部分はあえて削ぎ落としてお伝えしています。だからこそこれはファッションにおいて70点を取るための最速の方法になりえるんですよね。だから「褒められる」というところまで行く人もいれば、行かない人もいます。これは人によります。
ここから「褒められファッション」を目指すためには、ファッション雑誌が役立つことは間違いありません。年代的にはメンズジョーカー辺りが良いんじゃないかと思います。
他にもビギンとかメンズクラブとかオーシャンズとか。この辺りは読みやすいですね。ぜひ「引っ掛かり」の部分はファッション誌の情報を参考にしてみてください。
ちなみに僕が展開しているメンズファッションスクールは、本とは違ってトレンドの要素も結構お伝えていますので、頭の片隅に置いてくださいね(笑)
ベーシックな着こなしが8割。そこに2割のアクセント。これがまず基本。もっとセンスの良さを出したいなら、アクセントの要素を少しずつ増やしていけばいい。これが僕なりの答えになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか? みなさんからのお悩み相談、今回が第一回目。どれくらいの文章量が適切なのか、まったく感覚がつかめません(笑)
この辺りは少しずつ最適化して、みなさんに分かりやすい解説ができればいいな〜と思っています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
それではまた次回もお楽しみに!
メンズファッション研究家大山 旬
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