「久々に同窓会に参加するので、おしゃれにしていきたいんです・・・」　実はこのようなリクエストは結構多いんですね。学生時代はあんまり目立つ方じゃなかったけど、せっかくの同窓会だから目立ちはしないけど、「あいつってあんなにセンス良かったっけ？」と思わせたい。その気持ちは僕にもよく分かります。

広い世界の中で、たまたま同じ時期を、同じ場所で過ごした同世代の友人たち。卒業から何十年も経てば、それなりに「差」が付きます。当時のまま素敵な人もいれば、ぽっちゃりしたり、髪が薄くなったり、様々な「経年変化」を僕たち自身が体感するわけですね。

イケメンがイケメンをキープし続けるのは実はなかなか難しいです。同じように、当時イケてた人が、現在もイケ続ける（造語）のもまた難しい。ファッションは日々変わり続けますし、自分自身の変化も考慮しながら「今に似合うもの」を選ぶというのは、それなりにハードルが高いからです。

僕も学生当時に憧れていた「おしゃれな友人」と久々に再会すると、「あれ、こんな感じだったっけ？」と拍子抜けしてしまうことは少なくありません。それだけ素敵であり続けるというのは実は難しいことなんですよね。

ただ、学生時代にはそんなに目立つ方じゃなかったという人はチャンスです。まさに大チャンス！　だって、35歳を超えればほとんどの人はファッションなんてほとんど気にしなくなります。学生時代から止まってしまったままの価値観で服を選んでいたりします。

ちょっと集中しておしゃれを頑張れば、まさに【ごぼう抜き】ができます。僕はお客さんとそれを狙って服を選んでいます。これを「同窓会リベンジ」と名付けています 笑

僕は高校時代、校則が非常に厳しい学校で3年間過ごしました。しかも人見知りの部分もあるので、クラスではほとんど友達ができず、部活にばかりに打ち込んでいました。友達は部活にしかいなかったんですね。

そんなもんだから、クラスでもかなり地味で目立たない存在でした。休日にクラスの友達と街でばったり会うと、僕は当時からファッションがバリバリ好きだったので、「おっおお大山くん？？」みたいな、不思議なリアクションをされました 笑
　
ファッションって、良いリベンジになりますよ、ほんとに。学生時代、いつも目立っていたのは、イケメンで、コミュニケーション能力が高くて、運動神経の良い人ばかりでしたよね。でも歳を重ねればそんなのは割とどうでもいい要素になります。

久々の再会で、「なんか知らんけど、センスが良さそう」というのは、実はすごいリベンジになります。おしゃれを楽しんでいると、なんだか日々の生活まで充実しているように見えてしまうからです。

一方でしょぼくれた私服だったりすると、どんなに出世していようが、お金を持っていようが、なんだかその充実感みたいなものがあんまり伝わってこないんですよね。

だから僕は同窓会には、しっかりとおしゃれをして臨んでもらいたいと思っています。とはいっても、気合い入れすぎたり、流行を追いまくったり、格好つけすぎたりすると、かえって逆効果。「なんかコイツ、同窓会に気合いいれて来たな」感がにじみ出てしまいますので。

「自然に見えるけど、随所にセンスの良さが漂う」というのが同窓会ファッションのテーマです。

お客さんから「同窓会でめちゃくちゃ褒められました」という報告をもらうと、なんだか地味でパッとしなかった高校時代の僕が報われた気がします 笑

僕はスタイリストとして、地味でぱっとしないけど、実は魅力的な人をどうにかしたいと常に思っています。たかが見た目を変えるだけで、その人の魅力が一気に周りに伝わるようになるからです。そういう不公平な社会に僕たちは生きているんですよね。だからファッションの力でどうにかしたいんです。

みなさんも同窓会というのを一つの良い機会として、ぜひご自身のファッションを見直してみてください。何かきっかけがないと、おしゃれを磨こうなんていうモチベーションは高まりませんからね。大チャンス。僕はみなさんの同窓会リベンジを応援しています。

追伸：　僕が運営している「オンラインファッションスクール」を真剣に読み込んで、トライすればおしゃれになるのはそんなに難しくないです。初月は100円なので、初月だけで学び尽くして、さっさと辞めてしまう覚悟で学んでみてください 笑
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