みなさん、こんにちは！
スタイリストの大山シュンです。

今年も新しい本を作っています。先日編集者さんとの打ち合わせの中で、こんな質問が飛んできました。「一流の人とふつうの人で、ファッションに対する考え方はどのような違いがありますか？」　あんまり考えたことのないおもしろい質問だな〜と感じました。と同時に、僕の中に「1つの答え」が浮かんできました。

結論から言うと、「自分の変化をおもしろがる姿勢」が大きな違いなのかなと思っています。

人って、変わるのが怖いじゃないですか。僕も怖いです。そして新しいことにトライすることが年々めんどくさく感じるようになってきました。髪を切っている美容室を変える。服を買うお店を変える。ファッションを大きく変える。どれも多少の怖さがありますし、何よりもめんどくさいですよね。。

これが普通の感覚なのだと思います。だから僕はいつまでたっても「ふつー」なのだと反省するわけですが・・・（笑）　

僕がふだんスタイリングを担当している方は、有名な企業の社長さん、弁護士、医師、大学教授、NPOの代表など、ビジネスの世界でバリバリ活躍されている方が多いので、きっと「一流」という言葉にふさわしい方だと思います。

このような方々は、僕が新たなファッションを提案しても、「今までやったことないスタイルですね、楽しそう！」という謎のリアクションをするんですよね。これはみなさんに共通しています。新しい体験を排除するのではなく、むしろ大歓迎！　そしてそれをおもしろがる。この態度がきっと圧倒的な差を生み出すのだろうなと感じています。

最近、時代の変化の速度がますます早いように思います。この数年でもメールという文化がLINEに置き換わったり、携帯がスマートフォンになったり、こういうゴソっと根こそぎこれまでの習慣が入れ替わるような体験がますます増えていくような気がしています。

そんな時代において、自分自身の変化を楽しめる人と、頑なに現状から変わるのを拒む人では明らかに差が付くというのは仕方のないことなのかなと思います。しかも僕らの寿命が100歳まで伸びれば、今のままの自分で逃げ切れるかどうかは僕は疑問でならないです。

重い腰を上げて、無理矢理でも気持ちを高めつつ、「変化をおもしろがる姿勢を持つこと」から逃げないこと。これが僕の日々のテーマでもあります。

みなさんも、まずはご自身の見た目から変化を取り入れてみてはいかがでしょうか？　慣れ親しんだファッションを変える。ヘアスタイルを変えるというのは、なかなかめんどくさいものですが、最初の1歩さえ踏み出してみれば、案外スムーズに変化するものです。

僕も自分のファッションの見直しをしている最中です。慣れ親しんだ「タイトなファッション」から「適度にゆとりのあるファッション」へと緩やかに移行している最中でもあります。最初は見慣れないですが、おもしろいもので、何度か着ているとそれが「ふつう」に感じてくる瞬間を迎えますね。

タイトとワイド。これは流行が行ったり来たりするものなんですよね。そういったものにいちいち惑わされるのは非常にめんどくさいのですが、僕がお伝えしたいのは「トレンドに敏感であれ！」ということではありません。

自分のスタイルに凝り固まらず、定期的に自分のスタイルをアップデートすることが大切だということです。1つでもいいので、新しさを積極的に取り入れる。みなさんにもぜひ試していただきたい習慣だと思っています。



僕が力を注いでるファッション学習サイト「メンズファッションスクール」、今回はまさにここ数年のトレンドアイテムであり、変化を取り入れるにはもってこいの「開襟シャツ」の着こなし方についてお伝えしています。途中まで無料で読めますので、よかったら参考にしてみてくださいね！

■旬な開襟シャツを使ったコーディネート事例
https://so-school.tokyo/2018/07/26/open-shirts/

今日も何か新しいことに1つでもトライする1日にしたいですね。そうだな〜、ランチは入ったことのないお店で食べてみようかなと！　それではみなさん、素敵な1日をお過ごしください。

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