みなさん、こんにちは！
スタイリストの大山シュンです。

先日スタイリングを担当させて頂いたお客さまの写真が仕上がってきました。掲載の許可を頂いたのでご紹介できればと思います。

カウンセラーとして独立準備中のお客さま。従来のカウンセラーとの差別化を図るため、爽やかさ＋スタイリッシュさを表現したいということでした。そこで今回選んだのは、ベーシックなネイビーよりも少し明るいトーンのブルージャケットです。よく見ると表面に織りが入っているのも素敵です。

ジャケットの下にはシャツを合わせてももちろん良いのですが、今回はもう少しカジュアルで親しみやすい雰囲気を出したかったので、あえて丸首ニットを着ていただきました。青×白は爽やかな配色としてまさに鉄板ですよね。とてもよくお似合いです。

そして胸元にはチーフを挿しました。こちらもブルー系を選び、あまり華美になりすぎないように着こなしに馴染ませています。ベーシックな装いだけども、どこかスタイリッシュで爽やかさが伝わればいいですね。笑顔もとても素敵です。



続いてジャケットだけ変えてみました。チェック柄のグレージャケットをメインにした着こなしです。ネイビージャケットに比べるとやや難易度が高まります。ネイビーという色には爽やかさが漂いますが、グレーには重厚感が漂います。色によって受ける印象というのは大きく変わります。

今回のお客さまは実年齢よりも若く見えるのが悩みの1つでもありましたので、このようなクラシカルな色合い＆柄をあえて選ぶことで、少し大人っぽく振ったのがこちらの写真です。グレーというのは重厚感を出せる一方で、失敗すると一気におっさんぽくなる色でもあります。その点、注意が必要な色でもあります。

ネイビーとグレー。どちらが正解で、どちらが不正解というのはありません。どちらもよくお似合いです。ただシチュエーションによって着るものを変えればいいだけです。女性と会うのでしたら、爽やかさの溢れる前者を。年上の男性と会うのでしたら大人っぽく見える後者を。ジャケットの色だけでも大分印象が変わります。

服の色を選ぶ際に考えるべきなのは、「相手にどのような印象を与えたいのか」ということです。爽やかさなのか。誠実さなのか。真面目さなのか。個性的な雰囲気なのか。それによって選ぶべき色は変わってきます。僕は肌にどの色が合うかというよりは、どのような印象を与えたいのかを考えて色を選ぶようにしています。

そもそもファッションでどんな印象を与えたいのかなんて考えている人はごく少数です。だからこそ価値があります。みなさんは、誰に、どんな印象を与えたいですか？ それ次第で目指すファッションの方向性はきっと大きく変わってくるはずです。

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