みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリストの大山シュンです。
昨日は2年ほどスタイリングを担当させていただいているお客さまのお買い物同行に行ってきました。今年は本を4冊も出版されて、とてもご活躍されています。先日発売された新刊も早くも増刷が決まり、ますますご活躍のようです。
スタイリングを担当させていただいた2年前に比べても、ますます活躍の場を広げられていて、ご自身もファッションの効果を実感されているようです。「いつも素敵ですね」「センスがいいですね」「ラルディーニのスーツを着ているんですね」と言われることも多いようです。
お客さんが褒められるというのは僕にとっても非常にうれしいことです。僕自身が褒められるよりよっぽどうれしいです。いや、やっぱり僕も褒められたいですが(笑)
本の出版をされたり、人前に立つ機会の多い方は、それなりにファッションを磨いておく方が何事もスムーズに進みます。昨日のお客さまは講演会を主宰することが多いのですが、人前に立つときには、「どんな人が話すのか」で、受け手の理解度は明らかに変わります。
なんとなくうさんくさかったり、ださかったり、清潔に見えなかったり、そのような見た目の面でのマイナス面があると、話がスムーズに頭の中に入ってこなくなります。それは大きなロスだと僕は思っています。人前に立つ人にとってファッションは、趣味的なものではなく、お仕事の一部分と考えるのが良いのかなと個人的には感じています。
今回、お客さまにご提案したスーツスタイルは一番上の写真です。ビームスFを中心に買い物をしました。チャコールグレーを基調とした生地に、ブラックのチェック柄が入っているスーツを選びました。目立ちすぎず、地味すぎないバランスです。
スーツスタイルで差を出すのは意外と難しいものです。あまりにふつうすぎると、良さが伝わりにくい部分もありますので、今回は程よく主張があるものを選びました。
シャツはクレリックと呼ばれる、襟と袖が白い布で構成されているシャツを使いました。ここ数年、少しずつクレリックシャツが復調してきているかなと個人的には思っています。バルバというブランドのシャツになります。程よく主張を取り入れています。
そしてネクタイは品の良いシルバー系のものを選びました。これはフランコバッシというブランドのネクタイです。僕はエルメスやグッチなどの誰もが知るラグジュアリーブランドのネクタイをおすすめることはほとんどありません。フランコバッシやドレイクスなど、ネクタイを専門に作っているブランドを推すことが多いです。
ブランドネームよりも、色合いや柄の雰囲気の方が大切だと考えているからです。これらのネクタイは15000円前後で買えます。安くはないですが、背伸びをすれば買えない価格ではないので、トライしてみるのも良いかもしれませんね!
そしてこのスーツはスリーピースというのも1つのポイントです。ベストがついているのですね。ベストを間に挟むことで、格調高い雰囲気が漂いますし、体型もシャープに見えます。ここ数年、ベストを使ったスーツスタイルがトレンドでもありますので今回は取り入れてみました。
チーフはブラウンとネイビーで構成されたものを合わせる予定です。この装いで全国の講演会を回ってもらいます。ビシっときまっていますね!
人前に立つのであれば、やりすぎてもNGですし、かといって地味過ぎても華がありません。嫌らしく見えない範疇で、華やかさを出すのがとても大切だと僕自身は考えています。スーツスタイルは奥が深くて楽しいですね。
流行があまりないように思われているスーツにも緩やかな変化があります。日本のスーツはその気になれば、かなり長い期間着れるほど頑丈です。でも5年も経てば、流行は大分変わっていますし、それなりに古臭さが出てしまうものです。
スーツであっても5年を機に見直してみるのも良いかもしれません。ぜひこの機会にクローゼットの中を確認してみてくださいね!
それではみなさん、今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
ファッションスタイリスト大山シュン
追伸:
10月21日に発売する新刊がアマゾンで予約開始になりました。
私服だけではなく、ビジネスカジュアルやスーツに関しても分かりやすくまとめていますので、良かったら読んでみて下さい!
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