みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリスト大山シュンです。
上の写真は、4年ほど前に、雑誌「週間SPA!」さんの企画で撮影した物です。
40代男性の方をスタイリングさせていただきました。よく見ると、ジーンズとベルトは変えずに、上半身のみを変えています。
ビフォーの写真を見てみると、ミリタリージャケットにプリントTシャツを合わせています。ご本人の「実年齢よりも若く見せたい」という意図がファッションによく表れています。
学生時代であれば、このような格好がよく似合うのですが、大人の男性には正直難しい着こなしです。
なぜ似合いにくいかというと、アウター、Tシャツ、ジーンズ、すべてのアイテムがカジュアル度の高いアイテムになっているからです。
大人のファッションには「キレイめのアイテム」が必要です。どこか一箇所でも大人っぽいアイテムを差し込まないと、年齢とのギャップで老けこんでしまうのですね。
キレイめアイテムの重要性とは?
アフターの写真を見ると、ミリタリージャケットを紺のジャケットに変えています。そしてTシャツをギンガムチェックのシャツに変えています。
ボトムスはジーンズのままですが、ジャケットとシャツという「キレイめのアイテム」を取り入れることで、一気に大人っぽい印象に変わりました。
そして、アクセントに帽子とメガネを加えました。髪が薄くなっているのが気になるということだったので、顔周りにアクセントを置くことで調整をしました。
ちなみにこの時の帽子は僕の私物を被ってもらい、メガネはその場に居合わせたカメラマンさんの物を拝借しました。
帽子もメガネも初体験だということでしたが、とてもよくお似合いですよね。センスの良い大人の男性の雰囲気です。
ちなみに最近若い人たちが被っているようなツバの広いハットは避けた方が良いでしょう。大人にはぼほ間違いなく似合いません。
ツバが小さく、コンパクトな作りのハットを、少しおでこの面積を広く見せるようにかぶると、ハットはよく似合うんですね。ちょっとしたコツがあります。
いかがでしたでしょうか?みなさんのクローゼットの中には大人っぽく見せるためのアイテムはそろっていますか?
カジュアルな服とキレイめの服のミックスが大人のファッションにはとても大切だということをぜひ覚えておいてくださいね。
ファッションはセンスじゃなくて技術です。それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!
ファッションスタイリスト大山シュン
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