みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリストの大山シュンです。
僕はこれまで様々な職種の方をスタイリングさせていただきました。
その中でも、意外に多かったのが「教員」や「塾講師」など教える立場の方々です。
日々、生徒の前に立つ「先生」と「ファッション」これらはまるで関係がないように見えますよね。確かに僕も最初はそう思っていました。でもよくよく学生時代のことを思い出してみると、先生にも「人気のある先生」と「からかわれる先生」がいたということに気づきました。
学校という限られた空間でも、素敵な先生は人気がありますし、野暮ったい格好をしている先生は、生徒からからかわれる傾向にあるのかもしれません。
生徒にナメられないためのファッション?
「生徒にナメられないように、威厳のある先生像を作りたいです」
以前、このようなご依頼をいただいたことがあります。とても気合いが入りました。
僕はスーツスタイルだけではなく、授業の際のカジュアルな格好もご提案しました。そしてジャージからスニーカーに至るまで、様々なシチュエーションの服装も合わせてご提案しました。
そのお客さまとは今でもお付き合いがあるのですが、まったく生徒の対応が変わってきているようです。
ストレートに言うと、生徒にナメられなくなったというのですね。
確かにその方は、あまり怖い先生のタイプではなく、すごく優しい雰囲気の方なのです。その上、ファッションが野暮ったいと、やっぱり生徒としては、ついついからかいたくなるのですね。
そうなると、授業でも先生の話をしっかりと聞く生徒が少なくなってしまうようなのです。
でもファッションを変えただけで、翌年から生徒の反応は大きく変わったようです。授業もスムーズに進むようになりましたし、同僚の先生からの対応も変わり始めたようです。
教員とはまるで無関係のようなファッションを変えるだけで、周囲の反応がここまでガラリと変わり始めるというのは、とても興味深いエピソードでした。
ファッションは「仕事の一部」です。
このエピソードからどんな学びがあるでしょうか?
見た目からの印象は想像以上に大きいものです。職場でもいつの間にか下に見られてしまったり、言葉は悪いですが、ナメられてしまう人は多いです。
特に人柄が良くて、優しい人ほど、ファッションがダサいことでナメられる傾向にあります。僕は非常に歯がゆく思っています。
今回は「学校の先生」の例を挙げましたが、どの職種でも同じことが言えると思います。
みなさんは心当たりはありませんか?ファッションは「個人の趣味」ではなくて職場でもけっこう大きな役割を占めるものでもあります。
仕事の能力を高める以外にも、ファッションを変えることで、周囲の反応をガラリと変えることができるということを、ぜひ頭の片隅に置いていただけたらと思います。
それではみなさん、今日も素敵な1日をお過ごしください!!
ファッションスタイリスト大山シュン
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