みなさん、こんにちは
ファッションスタイリストの大山シュンです。
自分のことを一番よく知っているのは自分。そう思いたいものですが、実はそうでもないことが多いのも事実。それはファッションも同じです。自分のファッションだからこそ客観的な視点が持ちにくいのも確かです。
「自分のファッションのどこが間違いなのか?」まずはここを知らなければお洒落になることはできません。
ということで今回は、「失敗しがちな大人のファッションの実例」をご紹介したいと思います。
全身カジュアル過ぎる
これ、一番多い失敗例です。例えばTシャツ、ジーンズ、スニーカー、パーカーなど、カジュアルなアイテムだけでコーディネートしてしまうとくたびれた学生みたいになってしまいます。
35歳を過ぎた大人の男性には、これらのカジュアルなアイテムは似合いにくいと思って下さい。お洒落な人というのは、全身をカジュアルなアイテムだけで組み立てることはありません。
例えば襟付きのシャツを選んだり、休日用のラフなジャケットを羽織ったり、靴はスエードの革靴を選んだり、どこか1つだけでも大人っぽいアイテムを選ぶようにしています。
そうすることで、グッと大人っぽい雰囲気が出せます。
全身ぼやけた色合いの服を着ている
これもとても多いですね。全身の色合いにメリハリがなく、ぼやけた色合いの服を着ている人をよく見かけます。
例えばベージュだったり、薄めのグレーだったり、このような曖昧な色の物ばかりを身に着けていると、ファッションに清潔感が出にくくなります。
清潔感のある白だったり、黒やネイビーなどの濃い目の色を使ったほうが、清潔感が出しやすいです。
全身がぼやけた色になっていませんか?ぜひ振り返ってみてください。
「物持ちがいい」と勘違いしている
「これ、学生時代から着ているんですよ〜」このようなセリフを僕は月に1〜2度聞いています。
日本の衣類は質が良いので、耐久性でいったらかなり長い期間着れると思います。10年以上も着続けることも可能だと思います。
でもそれが素敵に見えるかといえばNOです。色が褪せていたり、よれていたり、経年変化は避けられません。
また5年も経てば流行も緩やかに変わりますのでどこか古臭く、野暮ったく見えてしまうのです。
耐久性の問題ではなく、今の時代に合ったデザインか、よれたり、色があせたりしていないか、細部に確認が必要になるかと思います。
子供っぽく見えるロゴやプリント柄
Tシャツに文字が入っていたり、プリントが入っていたり、このような物は大人のファッションにはふさわしくありません。
一気にダサく見えてしまいます。まだ無地の物の方が断然素敵に見えます。
・無地は退屈に感じる。
・何かアクセントが欲しい。
確かに分からないでもないですが、大人にはシンプルな服がよく似合います。
プリントや文字の入ったものを上手に着こなせるのはお洒落な人であって、センスに自信がないのであれば無地を選んだ方が良いでしょう。
スニーカー至上主義
とにかく多いです。休日はスニーカーしか履かない人。もちろんこれは近年のスニーカーブームで履かれているようなお洒落なものではなく、靴の量販店で買った安いスニーカーのことを指しています。
そもそもスニーカーを大人の装いの中で上手に使うのはそんなに簡単なことではありません。
スニーカー自体がとてもカジュアルなアイテムなので、他のアイテムは少し大人っぽい物を合わせる必要があります。そのバランスを取れないと、妙におじさんぽくなってしまいます。
リュックor斜めがけのバッグ
休日着でリュックを背負うのは難易度が高いです。それもスポーツブランドの物や、本格的な登山ブランドの物はNGです。両手が空くのは便利ですが、素敵な休日着とは言いがたいので注意が必要です。
上級者向けアイテムだと思って下さい。「オタクファッション」っぽく見られてしまいます。また斜めがけのバッグも素敵には見えません。機能性だけでアイテムを選ぶことには注意が必要です。
お洒落は我慢、とまでは言いませんが、完全に機能性を優先してしまうのはNGです。
全身スポーツウェアor登山ウェア
これも多いですね。スポーツや登山をするわけでもないのに、やたらと動きやすそうな服を着ている方は多いです。これも素敵には見えません。カジュアルになりすぎてしまいます。
最近ではこれらのジャンルの服を素敵に着こなす人も増えてきていますが、それはごくごく一部。
ファッションの基本を理解されているお洒落な人だけです。機能性だけでファッションを選ぶと、素敵な休日着とはかけ離れたものになります。
昔に買ったブランド物の服を今でも着ている
「一生物なんです、これ」という服。持っている人も少なくないかと思います。僕も一生物だと思い、覚悟を決めて買った服はたくさんありますが、残念ながら手放したものがほとんどです。
一生物なんて、ほとんどありません。特に服に関してははほぼありえないと思っています。5年・10年と時間が過ぎれば、古臭さを感じるものです。それに固執すればするほど、ダサく感じられてしまうもの。
どんなに高かった服でも、素敵に見えなければ意味がありません。10年前のブランド物の服よりも、ユニクロの今年の新作の方がよっぽど素敵に見えるはずです。もったいないのはよく分かりますが、古いものは整理することが大切です。
まとめ
以上、大人の男性のNGファッション事例をご紹介させていただきました。
思い当たるものはありましたでしょうか?ぜひこの機会にご自身のファッションを見直し、断捨離を進めていただければと思います。
ファッションというのは、5年毎に緩やかに変化するものですので、定期的に見直しをすることがとても大切です。
これまでの価値観を少しずつ入れ替え、今の時代にあった大人のファッションを楽しんでみてください!
ファッションスタイリスト大山シュン
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