みなさん、こんにちは
ファッションスタイリストの大山シュンです。
タイトルがストレートな表現で非常に恐縮なのですが、悩みを持つ多くの方に記事を読んでいただきたいという意図があり、あえて分かりやすい表現にしました。
「薄毛」というテーマ。30代以上の男性であれば、誰もが気になるものだと思います。
僕自身、10代の頃に比べると、髪の毛がやや細くなったように思いますし、おでこの面積も少し広くなったような気がしています。
多かれ少なかれ、誰もが意識をしているテーマであり、既にお悩みの方も多いのだと思います。
僕はファッションスタイリストという仕事をしていますが、「薄毛をファッションでカバーしたい」というご依頼をいただくことも少なくありません。ですので、僕なりの解決策をいくつか持っています。
そこで今日はスタイリストが教える、「薄毛(ハゲ)をファッションでカバーする方法」についてご紹介してみたいと思います。
薄毛でも素敵な人はたくさんいる
まず始めにお伝えしたいことがあります。髪が薄くても素敵な人はたくさんいます。
例えば俳優の渡辺謙さんや竹中直人さん。海外だったらジュード・ロウなど。素敵な人はたくさんいます。
お洒落なショップの店員さんにも薄毛の方もいますが、みなさんとても素敵です。
薄毛(ハゲ)=格好悪い
というのは1つの固定概念であって、工夫次第でステキに見せることは十分に可能だということをまずはお伝えしたいと思います。
薄毛じゃなくても、素敵じゃない人はたくさんいます。あくまで【自分の見せ方次第】だと思います。
ただし、髪の毛がたくさんあった頃に比べると、服も似合いにくくなるし、頭に注目が集まりやすいものまた事実です。
髪が少なくなった分、何かで穴埋めすることはとても大切なことだと思います。
自分の見せ方を少し変えることで、コンプレックスを少しでも解消していただけたら嬉しく思います。
お洒落な諸先輩から学ぶ
薄毛になると、顔周りの印象が薄くなります。なんとなく貧相に見えたり、物足りない感じがしてしまうものです。
ではファッションでどのような工夫をすればいいのでしょうか?それはお洒落な諸先輩方の事例を見ていただくのが一番分かりやすいです。
僕が国内においてお洒落だな〜と感じる諸先輩方を2人ご紹介したいと思います。(グーグル画像にリンクしています)
このお二人の偉大な先輩の共通項を洗い出していくと、どんなファッションにすべきかが見えてきます。
ヘアスタイルは潔く
まずはヘアスタイルから見ていきましょう。お二人とも潔い短髪です。髪が薄くなっても、それを隠そうとしてあえて長さを保っている方も少なくないと思いますが、これはかえって逆効果です。
前髪を伸ばしても、隙間が出来てしまいますし、後頭部もなかなか隠すのが難しいです。隠そうとしている様子がバレてしまうのが一番ステキには見えません。思い切ってヘアスタイルは短くしましょう。
といっても、スキンヘッドや坊主は避けた方がいいです。なぜならかなりの強面になってしまい、人を遠ざける可能性があるからです。
ですので、ヘアスタイルは短めで十分です。以下のサイトが非常に参考になりますのでぜひ見てください。
www.finemakeyuri.com/usuge_haircatalog.html
様々な薄毛のパターンに合った髪型が載っています。こちらをぜひ参考にして下さい。非常にありがたいサイトです。
確かに街で見かけるお洒落な薄毛の人は、こちらのサイトで紹介しているようなヘアスタイルをしている場合が多いです。視覚的な効果を活かして、素敵に見せる工夫をしています。
美容室にこちらのサイトの写真を保存して持って行き、美容師さんに相談してみてください。
ファッションの前にヘアスタイルを整えることで、土台を作っておくことが大切です。薄毛(ハゲ)に悩むからこそ、ヘアスタイルにはしっかりと気を配りましょう。
眼鏡orダテメガネを使う
続いて重要なのが「小物使い」です。先程にも少し触れましたが、薄毛の場合は顔周りの印象が少し弱くなります。
その分、他のアイテムでインパクトを足してあげることが大切です。
便利なのが眼鏡です。素敵な眼鏡を掛けるだけで、クリエイティブな雰囲気が漂うようになります。ぜひ眼鏡を有効に取り入れてみてください。
普段眼鏡をしない方はダテメガネも検討してみてください。最初は見慣れないかもしれませんが、必ず良いアクセントとして顔に馴染むはずです。
眼鏡は焦げ茶のセルフレームがお薦めです
では具体的にはどんな眼鏡がお薦めかと言いますと、金属系のフレームは少し神経質に見えてしまったり、怖い印象を与えてしまいますので、お薦めはセルフレームです。
最近流行っている黒縁眼鏡は上手に取り入れられたら素敵ですが、失敗すると野暮ったくなってしまいますので、初心者の方には焦げ茶のセルフレームをお薦めします。
お店はお近くのJINSでも良いですし、投資ができるのであれば、フォーナインズの物がお薦めです。(上記の写真)ぜひ眼鏡でワンポイントを足してみてください。
ヒゲを生やす
眼鏡の次にお薦めするのが、ヒゲです。渡辺謙さん、竹中直人さん、高橋幸宏さん、ジュード・ロウなど、お洒落な印象が漂う諸先輩方の共通項はまさに【ヒゲ】です。
ヒゲを使って男らしさを足してあげると、非常にバランスが取りやすいのです。
もし職場でのヒゲがOKの場合は、ぜひ少しヒゲを蓄えてみてください。大分印象が変わるはずです。
とはいっても、どのようにヒゲを扱えばいいか分からないという方も多いと思いますので、簡単にアドバイスを。
まずはヒゲ専用のトリマーを買います。アマゾンで購入できます。
こちらを使って3mmくらいの長さにヒゲの長さを揃えると良いでしょう。ちなみにこちらのトリマーは【すね毛】の長さも調節するのにも使えるので便利です。
まずは口ひげはしっかり剃り、あごひげだけを伸ばすことをお薦めします。あまり汚い印象をあたえるのもNGなので、アゴヒゲだけ伸ばすと程よいバランスになります。
帽子に見慣れることが大切
そして肝心なアイテム、帽子についてお伝えします。薄毛(ハゲ)で悩まれている方にとって帽子は必須アイテムだと思います。帽子を上手に使えるようになると、お洒落な印象が強くなります。
とはいえども、帽子のハードルの高さは十分に理解しています。なかなか見慣れないものですし、気恥ずかしさが残るのも確かです。
最初は気恥ずかしくても、そのうち目が見慣れてきます。少し無理をして、かぶり続けることがとても大切です。
まずはニット帽を
肝心の帽子の選び方です。帽子の選択肢は2つあります。
1つはニット帽。気取った雰囲気も出にくいですし、おしゃれ感が出しやすいので、ぜひかぶり慣れてください。
UNITED ARROWSなどのセレクトショップには必ずニット帽が置いてあります。まずは濃紺無地のニット帽を買ってみてください。写真を参考にしてみて下さい。
store.united-arrows.co.jp/shop/sa/goods.html?gid=8362428
ニット帽は眼鏡やヒゲとも相性が良いのでぜひ取り入れてみてください。
ハット型
続いてお薦めするのがハットです。こちらの方がハードルが高く感じられる方も多いかと思います。
でも必ず慣れます。似合わないのではなくて、見慣れていないだけだと思って下さい。慣れるまでひたすらかぶり続けてみてください。
最近、若い人がよくかぶっているハットはツバの部分が非常に長いのですが、こういったものはあまりお薦めしません。
逆に、ツバの部分は短い方が気取った雰囲気が出にくいので合わせやすいです。色は黒、ネイビー、チャコールグレーのいずれかを選ぶと良いでしょう。
お店は帽子専門店として有名なCA4LA(かしらと読みます)かoverrideがお薦めです。
あまり深くかぶらず、額を広めに見せると良いでしょう。
こちらのURLを参考にしてください。
goo.gl/7GAovW
ファッションはきれいめに
最後にファッションについて触れてみたいと思います。薄毛で悩まれている方のファッションは【きれいめ】を意識してみてください。
男性のファッションは清潔感がとても重要なのですが、世の男性の休日着はとにかくカジュアルすぎる傾向にあります。
薄毛=清潔感がない。
という見方をされることもありますので、きれい目な格好を意識すると良いでしょう。
Tシャツではなくシャツを選ぶ
例えば選ぶべきはTシャツではなくシャツです。それも長袖を選ぶのが鉄則です。半袖シャツはたるんだ二の腕が見えるのであまり素敵に見えません。長袖シャツを腕まくりして着るのが基本です。
シンプルな白のボタンダウンシャツも素敵です。トゥモローランドやUNITED ARROWSなどのセレクトショップでこういったこぎれいなシャツを購入してみてください。
ラフなジャケットも必須です
そして持っておくと便利なのが休日に気軽に羽織れるようなラフなジャケットです。
こういう大人っぽいアイテムが1枚加わるだけでも小綺麗な印象を与えます。
例えばいつも通りのTシャツにジーンズという装いでも、そこに1枚ジャケットを羽織るだけで小綺麗な印象を与えることができます。
ぜひラフなジャケットを用意してみてください。ユナイテッドアローズグリーンレーベルにも割と値ごろなジャケットが売っているはずです。
まとめ
ファッションで意識すべき点は清潔感です。清潔に見えるアイテムというのは【きれいめなアイテム】です。
シャツやジャケットにしっかり投資をして、大人っぽい雰囲気を意識してみてください。
いかがでしたでしょうか。僕が薄毛の方をスタイリングする際に意識している点についていくつかまとめてみました。参考になったらとても嬉しく思います。
最後に以前雑誌の企画でスタイリングを担当した方のコーディネート事例をご紹介します。
クリエイティブな雰囲気が漂い、なかなか素敵ですよね。新調したのはジャケットと帽子と眼鏡だけ。あとはご本人の私物です。たった少しの工夫で薄毛のマイナス点は簡単に改善できます。
この記事を読まれている方が少しでもコンプレックスを解消して、日々のファッションを楽しんでいただけたら嬉しく思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
ファッションスタイリスト大山シュン
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