みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリストの大山シュンです。
「一生物の服って、存在すると思いますか?」ときどきこのような質問をいただくことがあります。
雑誌やテレビなどでも、このようなフレーズはよく耳にするものので、どうしても「一生物の服」というのが存在するように感じてしまうものです。
結論からいうと、個人的には「ない」と思っています。もちろん、ベーシックで上質なデザインの、「長く着れる服」というのはあると思います。
定番と呼ばれるような、ジョンスメドレーのニットだったり、リーバイスのデニムだったり、このような物は長く使えるアイテムだと思います。
ですが、ベーシックなアイテムの中でも、緩やかにデザインは変化していくものです。
先程挙げたリーバイスのジーンズだって、僕が学生だった頃とは、まったくシルエットが違いますし、これからも少しずつ変化をし続けるはずです。
ですので、時間が経つにつれ、妙に昔っぽいデザインに感じてしまったり、おじさんくささが出てしまったりするわけです。
だからこそ「服が捨てられない」というのは致命的だと思っています。どんどん古臭く、時代遅れの感じがしてしまうからです。
僕は仕事柄、ご自宅におじゃまして、クローゼット整理を担当させていただくことがありますので、尚更そのように感じてしまいます。
高価な服であれば、長く着られるのかというと、そうでもありません。
「この服は高かった」
「一生ものだと思って買った」
とは言っても、結局素敵に見えなければ、もったいないじゃないですか。理屈じゃないです。
あなたのクローゼットの中には、このように「一生物」だと思って取っておいてあるアイテムはありませんか?
5年も経てば、服の流行は緩やかに変化します。買い替えた方が良いと思います(^^)
僕も先日、オーダーで仕立てたタキシードを手放しました。
「いつか着るだろう」と思って取っておきましたが、出番はほとんどありませんでした。
きっとこれから先もほとんど無いでしょう。その間にどこか古臭さが出てしまうんだろうな〜と感じたからです。
下取りに出したら、1万円になったので、十分元が取れたような気がします。
一生物の服なんてなかなか存在しないものです。クローゼットの中を5年毎に上手く入れ替えながら、新鮮な空気を吹き込んであげてくださいね!
それではみなさん、今日も素敵な1日をお過ごしください〜(^^ゞ
ファッションスタイリスト大山シュン
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