みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリストの大山シュンです。
最近書きたいことが多すぎて困っています。暇な人のように思われるかもしれませんが、今日もブログを書きたいと思います^^;
先日、このような質問をいただきました。「ユニクロもユナイテッドアローズも、差があるように見えないんです」
これはとても学びの多い質問だなと思ったので、このブログでも回答をシェアさせていただきますね。
確かに、ユニクロでもユナイテッドアローズでも、イタリアのラルディーニやタリアトーレでも(ジャケット専門ブランドです)シンプルな紺のジャケットであれば、そんなに大きな違いはないように見えるはずです。
デザイン自体は確かにどれもそんなに大きくは変わりません。パッと見は同じに見えるという人も少なくないと思います。
では実際に、価格が違っても差がないのかというと、そんなことはありません。明らかに違います。その違いに【気づけるかどうかの差がある】だけです。
分かる人には分かる。分からないからといって差がないのかというと、そんなことはありません
では、分かる人と分からない人の差はなにか。それは「経験の差」です。
実際に安い物も高い物も、自分の肌で経験してみない限り分からないです。それもただ試着しただけでは分からない。
実際に身銭を切って買ってみる。そしてとことん着てみる。その上で、その2つに差があるのかを感じ取ることが大切です。
実際に着てみて、「そこまで違わないじゃないか」と感じたなら、それがあなたにとっての正解だと思います。安い方を選べばいいんです。
では、実際にはどのように違いがあるかというと、使っている【素材】が違います。【縫製の質】が違います。【細部のデザインのこだわり】が違います。
シンプルな物ほど、どのような素材で作られているかで、全体の雰囲気が変わってきます。
素材の良さって、あまり分からないように感じるかもしれませんが、案外分かるものです。ファッションが苦手なうちのお客さまもそうです。雰囲気が違います。肌触りや光沢感などにも差があります。
また縫製でも差が生まれます。たとえば安いジャケットは襟がぺたっとしていますが、高いものになると襟がふんわりとしています。
そしてデザインの細部にも差が出ます。よく考えられたジャケットは、パッと見ではあまり差はありませんが、着ただけで少し痩せたように感じさせてくれるものです。
このように、ベーシックな物であればあるほど、細かな違いの積み重ねが大きな違いとなって表れます。
それに周囲が気づくかどうかは別として、やっぱり違いはあるわけです。
女性はそのような細かな雰囲気の違いを読み取るのが得意です。
僕がスタイリングを担当したお客さまの話を聞くと、男性よりも女性に褒められる機会の方が圧倒的に多いそうです。それは女性の方が「細かな違い」に気づけるからだと思います。
結局は【経験の差】経験すれば、自ずと見えてくるようになります。
なぜそう言い切れるのかというと、僕は日頃からファッションな苦手なお客さまが、どんどん目が肥えて、小さな差を読み取れるようになる場面に何度も遭遇しているからです。
ジャケット1着に1万円も出したくない人もいれば、2万円、5万円、10万円まで出せる人もいます。
それぞれ実際に手に取って試着をして、時には思い切って買って経験することで、少しずつ自分の中の基準を広げることが大人のファッションには大切なのかなと思います。
ということで、今日は【値段の差で何が変わるのか】について考えてみました。
ぜひ一手間掛けて、ファッションの楽しさを広げてみてくださいね(^^ゞ
それではみなさん、今日も素敵な1日をお過ごしください。
ファッションスタイリスト大山シュン
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