みなさん、こんにちは!
ファッションスタイリスト大山シュンです。
仕事柄、「大山さんはたくさんの服を持っていそうですね」と言われることがあります。
スタイリストの仕事をしているので、日々様々な服に触れますし、実際に服好きなのでたくさんの衣服を購入します。
でも、クローゼットの中を覗いてみると、服の数は驚くくらいに少ないです。
自分のことを分析すると、物を収集することや、たくさんの衣服の量を持つことがあまり好きじゃないという特徴に気づきます。
そして何より、めんどくさがり屋なのだなと思うのです。というのも、毎朝あれこれコーディネートに迷うというのは、あまり好きではありません。
理想は「適当にクローゼットの中の衣服を着込んでも、それなりに見えること」僕にとってはとても大切なことです。ファッションにあまり入れ込み過ぎないようにしています。
そんな僕の春服は、アウター2枚、ジャケット2枚、シャツ5枚、ボトムス3本カーディガン2枚、ジレ(ベスト)2枚、ベルト1本、靴5足。これだけしかありません。シャツやボトムスは秋冬も兼用で使うものもあります。
でも、これで十分に回せてしまいます。逆にこれ以上の服があっても、気に入った物ばかりを着てしまうと思うので、かえって無駄になってしまいます。
僕が管理できるのはだいたいこれくらいの数。だからそれ以上は持たないと決めています。
新しい物を買うときには、この中から何かを捨てて、それから買うようにしています。つまり入れ替えをするわけです。
このような少数精鋭のアイテムを揃えていると、どのように組み合わせても、それなりにまとまります。僕が意識するべきことは「昨日と同じ格好にならないこと」それだけです。
色々な服をたくさん買いましたし、色々な服をコレクションしてきましたが、それが僕にとっての服との心地の良い関わり方だと感じるようになりました。
普段スタイリングの仕事をしていると、気づくことがあります。
お客さんはファッションを改善したいと思ってはいるけど、ファッションマニアになりたいわけじゃないんだなということです。当たり前のことですが。
ファッションは生活の中の一部であり、リアリティのない物は、定着しないということです。
誰もが日々コーディネートを楽しみたいという訳ではありません。自分にとって心地が良く思える少数精鋭の服があり、それをサッと着て出掛けられるということに意義を感じる方がとても多いのです。僕自身もその中の一人です。
ファッションを複雑に考えている方がとても多いのですが、実はとてもシンプルものだと僕は思っています。
大人のファッションは少数精鋭の着回しの効く服をコツコツていねいに揃えることに意義がある。僕はそんな風に捉えています。
ということで、今日もスタイリングに行ってきます!
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