みなさんこんにちは!
ファッションスタイリストの大山シュンです。
ファッション誌。僕は大好きです。毎月発売される男性誌のほとんどに目を通しています。かれこれ数十年、そんな習慣が続いています。
読めば読む程、興味深いなぁと思います。モテたくて仕方のなかった思春期の頃よりも、衣服の仕事をしている今の方がよっぽどファッション誌に興味津々です。
ファッション誌は「ファッションが好きな人のための読み物である」僕の中での一つの結論です。だからこそ、歳を重ねる毎にファッション誌の面白み、深みが少しずつ分かるようになってきたのだと思います。
逆を言えば、今からファッションに詳しくなりたいという人がファッション誌を読んだ場合、きっとさっぱり意味が分からないだろうなと、そのような感覚も同時に持っています。
雑誌の中で紹介されているアイテムは高額ですし、着こなし方も、ファッションにあまり詳しく無い方にとっては、再現性の高い物とは言えません。
完全に玄人向けの内容ですし、ファッション業界の方や、一部の感度の高い人が見て、初めて楽しめる物だと思います。
うちのお客さまにファッション誌をそのまま薦めてみても、しっくり来ないのも無理はありません。
長年読み続けて、ようやく雑誌の世界観に自分自身が追いつけるようになると思っています。
それでは何を指標にファッションの知識やスキルを磨いていけばいいのか。やはり誰もが悩むところだと思います。
その中で僕がオススメするのもまた、雑誌というものの存在なのです。
「Begin」と「AERA STYLE MAGAZINE」この2冊はファッション誌の中でも個人的にお勧めです。
男性は、女性に比べると「うんちく」や「ストーリー」と言ったものに、並々ならぬ感情を抱きやすい特徴があります。もちろん、僕もその手の男です(笑)
Beginという雑誌には、ブランドのストーリーやうんちくがふんだんに散りばめられているのです。
あまりファッションに興味がなくとも、そのアイテムの背景にあるストーリーを知ることで、一気に興味がそそられてしまう。僕なんかはやっぱりそういう単純な部分が多分にあります。
流行を追うのではなく、ブランドストーリーを含めた世界観を伝え続けているという点で、Beginには独自の世界観があるように感じています。
イラストも多かったり、キャッチコピーにユーモアを感じたり、「気取っていない雰囲気」もまた魅力の1つですね。お勧めです。
そして2冊目「AERA STYLE MAGAZINE」はものすごく硬派な雑誌です。AERAが作るファッション誌ということで、ファッションとしてのスーツスタイルではなく、ビジネスウェアとしてのスーツスタイルの基本をしっかりと伝えてくれています。
「王道」をしっかりと表現してくれているのです。再現性の高いスタイルがここにはしっかりと紹介されています。とても素晴らしい雑誌だと思います。
様々な雑誌がある中で、自分にしっくりと来る一冊をぜひとも見つけて頂きたいのですが、本日挙げさせて頂いた2冊の雑誌もぜひ視野に入れながら、ファッション誌を眺めてもらえると良いかと思います。
仮に、Beginという雑誌を1年定期購読したとします。するとその中にはたくさんの共通項が見いだせるはずです。
例えば「カーゴパンツというのは、毎回推しているアイテムだな」とか「ダブルのジャケットって、今の時代でも着られているのだな」とか。
ある程度、習慣としてファッション誌を読み続けることで、共通項が拾えてくると思います。
そこに気づくだけでも新たな一歩となるはずです。あとは街に出て、実際に試着をしてみればいいのです。
この一連の流れから、ファッション感覚を育てることは十分に出来ると僕は思っています。
ということで長くなりましたが、ファッション誌は、ぜひ1回切りで読むのをやめてしまうのではなく、定期的に長く付き合って頂ければと思います。
その中に「共通項」が見いだせた瞬間から、確実にみなさんのファッションは変わり始めるはずですよ!
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