みなさんこんにちは!
ファッションスタイリストの大山シュンです。
スーツスタイルというのは、基本項目を踏まえながら構成することで、上手に整えることが出来る物だと思っています。
僕の専門分野は「大人の休日着」なのですが、もちろんスーツスタイルのご提案をさせて頂くこともあります。
ということで今日は「スーツスタイルのポイント」について、できる限りシンプルにお伝えしてみようと思います。
ポイントは「こだわり過ぎないこと」です。100点満点を目指すのではなく、76点くらいを目指せれば、十分過ぎる程、スーツスタイルが整えられるはずです。
出来る限りシンプルに、最短距離の方法論をここでは書いてみたいと思います。
「パターンオーダー」を選択します。既成のスーツの中で、しっくり来るサイズが見つかれば良いのですが、やはり一度はオーダーと言う物も体験してみて頂きたいと思っています。
そんなにこれまでと違いが感じられなければ、次からは既製品に戻せばいいと思います。
ほとんどの場合、誰もが身体にどこかしらに特徴があるものなので、一度スーツを仕立ててみると、そのフィット感に驚かれるかと思います。
オーダーという言葉を聞くと、10万円以上は軽く超えてしまうのではないかと、そんなイメージを持たれる方もいるかと思います。
でも、そんなことは全然ありません。もちろん、型紙から起こして、一からスーツを作り上げる場合にはそれ相応の価格はしますが、そこまでしなくても十分に良いスーツは作れます。
普通に生活する限り、パッと見で「きれいにスーツを着こなしているなー」と思ってもらうためには、パターンオーダーで十分だと思っています。
次にショップを選びます。こちらはピンポイントでショップをご紹介します。麻布テーラーがお勧めです。(麻布テーラーさんの回し者ではありません・笑)
様々なオーダーショップが存在しますが、オーダーであれば、どこでも良い物を仕立てられるかというと、そんなことは全くありません。
ベースとなるスーツそのものの型が古臭かったり、ショップそのものがあまり洗練されていなかったり。
そのような場合は、良いスーツが仕上がらない可能性が高いです。
麻布テーラーでしたら、大人の男性向けファッション誌にも数多く紹介されていますし、その点でも安心感があります。
価格は、4万円台からスーツを仕立てることが出来ます。肩肘張ることなく、試してみることが出来るはずです。
ショップの内装も、テーラーの方々自身のスタイルも、共に洗練されているので安心感があります。
全国各地にショップが存在するのもお勧めの理由です。という訳で、麻布テーラーを個人的にはお勧めします。僕自身、よく利用させて頂いています。
麻布テーラーに訪れて、まずはこのように店員さんにお伝えしてみて下さい。
「4万円〜5万円以内の生地を見せて下さい」
すると、数多くの生地の中から、お求めやすい価格帯の生地をご提案してくれるはずです。予算を先に伝えることで、手頃な価格でスーツを仕立てることが出来るのです。
最初から気合を入れて、高い生地にこだわる必要は全くありません。まずは気軽に試してみることが大切です。
生地と言っても様々な種類があります。その中で一番最初に選ぶべきは「濃紺無地」「チャコールグレー無地」どちらかがお勧めです。
例えば、このように店員さんにお伝えします。「4万円〜5万円までの、濃紺無地のベーシックな生地を見せて下さい」これで生地選びはグッと楽になるはずです。
最初の一着ですので、まずは何にでも合わせが効くようなベーシックな一着を仕立ててみて下さい。
もし最初の一着が気に入った場合、その後に少しずつバリエーションを加えていけばOKです。まずは「ど真ん中」のスーツを仕立ててみて下さい。
その他、スーツを仕立てる上で決めなくてはならないような項目はいくつか存在します。
例えば、ボタン素材の選択や、裏地の選択、ベントと呼ばれるジャケットのお尻部分の切れ込みの選択など結構たくさんの項目があります。
一言で言えば「お好みで大丈夫」です。そこまで深く気にしなくても大丈夫です。
ただし、ボタンだけはオプションでしっかりとした物を選択しておくのが良いかもしれません。「水牛ボタン」がお勧めです。色は黒かグレーか濃い茶で。変に浮かないようにスーツの生地と馴染ませます。
分からない項目があれば「オーソドックスな物でお願いします」そうお伝えすれば良いと思います。変にトレンドを意識したりせず、ど直球の選択を重ねれば、自然と良い仕上がりになるはずです。
1ヶ月もすればあなただけのオリジナルのスーツが完成します。
以上がスーツスタイルの中でも「要」となるスーツのオーダーに関するまとめでした。
靴、シャツ、バッグの選び方はまたの機会にご紹介してみたいと思っています。
スーツスタイルというのは「サイズ感」でほとんどが決まってしまう物だと思っています。
もちろん素材の善し悪しもありますが、全体としてのシルエットで、そのスーツが似合っているかそうでないかが決まってしまいます。
案外、生地の良し悪しはパッと見では判断することが出来ません。
まずは、サイズにこだわってみる。そのためにセミオーダーを利用してみるという選択肢もぜひともおすすめしてみたいと思います。
長い記事になりましたが、みなさま、ご清聴ありがとうございました!
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