10代・20代の頃に描いていた「おっさん」に僕はなろうとしているのだろうか。それともまだ10代・20代の感覚の延長線上を歩いているのだろうか。どちらでもないような気がする30代なかばを過ごしています。

昨日、何かの記事で「おっさんが日本を滅ぼす」みたいなことを目にしたんです。そこでそもそも僕はおっさんなのかどうかを改めて考えてみました。10代、20代から見れば、年齢的にはもうおっさんなのかもしれません。見た目はそれなりに気を配っているから若くは見えるかもしれないけど、やっぱり10代・20代とは確実に違います。まったくフレッシュさがないですからね（笑）

僕が読んだ記事には、おっさんについてこのような定義をしていました。「変わることをかたくなに拒否する人がおっさん」だと。おっさんかどうかは年齢じゃなくて、考え方や態度によるんだと。確かに、女性でも変化が嫌いな人はいるし、10代・20代でも既に変化を避ける人はいます。こういう人は「おっさん」なんだと言うんですね。

その理屈は分かるような分からないような微妙なところなんですけど、その理屈で言うと、僕は立派なおっさんだな〜と思いました。変わるのが怖いし、変わることから自然に避けている自分がいるわけです。いつも通りのお店で、いつも通りのメニューを注文したくなりますし、冒険して失敗したくないとも思うわけです。

ファッションもそう。冒険をして「今回も無駄な買い物をしてしまったな〜」と思いたくない。これは変化を避けているのであって、ここで言う「おっさん的思考」なんだと思います。

経験が失敗を避けさせる？

経験が増えてくると、それなりに失敗体験も重ねているので、なるべく「失敗しないように」、予防線を張るわけですね。だから自分の中の「勝ちパターン」をいつまでも繰り替えてしまうんだと思います。僕もそうなので、なんとなく分かります。

ただ、その勝ちパターンは、時代によっても変わるだろうし、自分の年齢によっても確実に変わります。ファッションでいうと、20代前半の「勝ちパターン」をそのまま30代、40代、50代でも突き通している人は結構多いんですよね。

つまり変化を避けてきた結果なんだと思います。これを僕は「ファッションのおっさん化」と呼んでいます。見た目はおっさんなのに、ムリして若い服着ている人なんてたくさんいますからね。あれは変化を避けた結果なのだと思います。

無理やり変化を「ねじこむ」こと

人はだんだん変化が苦手になるもんなんだ。それを大前提として、僕は「変わること」「新しいこと」を1日に1つでもねじ込みたいと思っています。寝る前に日記を書くんですが、「今日はどんな新しいことをしたのか」を書き記すようにしています。どんな些細なことでもいいんです。新しいことを無理ヤリにでも1日の中にねじ込みたいと思っています。今日は「いつもとちょっと違ったブログを書く」という新しさを、たった今ねじ込んでいる最中です（笑）

ファッションもそう。失敗してもいいから、新しいことを取り入れてみたい。もちろん、いつも攻めなくてもいいけど、時には攻めも取り入れたいと思っているんですね。そうしないと、気づいた時には取り返しのつかないくらいに大きな失敗になっていることも多いわけですから。

「変化をしないとおっさんになる」「おっさんの硬直化した頭が日本を滅ぼす」ここはなかなか僕の中ではイコールでつながらないのですが、でもなんとなく言っていることは分かります。時代は急激に変化をしているので、今の自分の正解がこれからもずっと正解であり続けるはずがないなと思っています。

「ファッションのおっさん化」を食い止める唯一の方法は、小さな変化を楽しながら繰り返すこと。僕はそう思います。そう言い聞かせて、新しい服を買う理由にしたいと思います（笑）

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