「ユニクロ9割」と言ってみたり、「セレクトショップで買い物すべきだ！」と言ってみたり。僕の本を読んでくださっている方は、いったいどっちにすればいいんだい！と感じている方もいるかもしれません。

結論から言うと、僕は「ユニクロ×セレクトショップの組み合わせが最強」だと思っています。どちらかに偏るのではなく、ミックスするといいんですね。それぞれに強みがあって、それぞれのウィークポイントもあります。だからこそミックスするのがいいんです。

ユニクロは何と言っても、価格の手頃さが最大の武器だと思います。そしてデザインもオーソドックスです。だからユニクロだけでもそれなりにおしゃれに見せることは難しくありません。ココにクローズアップして書いたのが最新作「ユニクロ9割で超速おしゃれ」なわけですね。ちなみに上の僕の写真は、靴はZARA、それ以外はすべてユニクロです。そこそこおしゃれには見えるはずです。

でもユニクロにもデメリットがいくつかあります。これは本の中でも言及しているのですが、服の価格帯が安いと、着ていてワクワクするような「気持ちの高揚」が少ないんですね。これは最大のデメリットでもあります。

また、ボトムスやインナーなどの目立ちにくいアイテムにユニクロを使うのはものすごくいいのですが、ジャケットやアウターなどの一番外側に来るアイテムは、よく目立ちますので、もう少し投資をした方がおしゃれに見えやすいというのも確かにあります。

一方でセレクトショップは、そのユニクロの弱点を上手く補填してくれる特徴を持っています。価格帯も決して安くはありませんので、着ていてワクワクしたり、自信が持てたり、多少の背伸びをしている感覚を得ることができます。こういう「気持ちの問題」は結構大きいです。

ファッションの役割は「自分に自信を持たせてくれること」でもありますので、こういう感覚は大切にしたいところです。だからこそ、ジャケットやアウターなど「ここぞ」というアイテムにはセレクトショップのアイテムを使うと良いでしょう。素材の質感やデザインを比べても、ユニクロよりもおしゃれに見えやすいです。微差ではありますが、微差が大切なのは言うまでもありません。

一方でデメリットは高いということ。これは仕方ないですよね。全身をセレクトショップのアイテムで固めようとすると、簡単に10万円は越えてしまうわけです。だからこそメリハリが大切で、適材適所でこれらを使い分けることが大切だと思っています。

アイテム別にユニクロとセレクトショップを使い分ける

ジャケット→セレクトショップ
アウター→セレクトショップ
ボトムス→ユニクロ
シャツ→白のボタンダウンシャツはユニクロ
シャツ→それ以外はセレクトショップ
Tシャツ→ユニクロ
トレンドアイテム→まずはユニクロから

ざっくり書くとこんな感じでユニクロとセレクトショップを使い分けると良いでしょう。人の視点は上半身に集中します。ですので、ジャケットやアウターなどの面積の大きいところにはしっかりと投資をする。一方でボトムスやインナーはそこまで見える分量が多くないので大いにユニクロを活用すると良いでしょう。

このようにセレクトショップとユニクロをミックスすると、不思議なことに、ユニクロのアイテムがセレクトショップのアイテムに引っ張られて、高そうに見えたりもします。おしゃれな人はこの法則を使うのがとても上手ですよね。

全身ユニクロにすると、やっぱり「ふつう」なので、視覚的な引っ掛かりを作りたいわけです。アクセントとなるのがセレクトショップのアイテムだと考えてみてください。そう考えるとそこまで難しくないかと思います。

コスパ最強は「ミックススタイル」

僕自身、ユニクロもセレクトショップも、どちらもよく使います。どちらにもメリットとデメリットがあるので、それらを上手く組み合わせれば、「いいとこ取り」が出来るんですよね。ちょっとした工夫次第で、コスパのいいファッションは実現可能です。

ぜひみなさんも、ユニクロとセレクトショップ、ご自身なりに活用してみてください。

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