慌ただしい1週間を過ごしていました。友人の結婚式の最中に、叔父の訃報を聞き、急いで病院直行という、始まりと終わりの両極端を短いスパンで体感した1週間でした。
僕くらいの歳になると、結婚式の出席は一段落して、お葬式の方が少しずつ増え始めるタイミングが訪れます。まさに昨年から僕もそんな感じで、お葬式の出席も増えてきました。この時に困るのが喪服としてのスーツです。
みなさんは結婚式のスーツとお葬式のスーツ、同じものを使っていますか? 僕は分けています。それは気分的な問題です。おめでたい時には黒のスーツだとちょっと色が重たすぎるので、濃紺のスーツを着ていくことが多いです。もしくは僕は自由業なので、ジャケパンスタイルのようにラフにしてしまうこともあります。
一方でお葬式となると、やっぱりブラックスーツ以外の選択肢はないので、ここ数年で新しく揃えました。あまりお金を掛けすぎる必要はないので、スーツカンパニーのものを愛用しています。スーツ、シャツ、ネクタイ、靴、それぞれお葬式専用として用意しています。
ときどき僕はクローゼット整理でお客さまのご自宅に伺うことがありますが、みなさんお葬式用のスーツがものすごく古いんですね。ダブルになっていたり、肩パットがかなり厚めだったり。お葬式用とはいえども、やっぱり時代が過ぎるとかなり古臭い印象になります。
ブラックスーツも僕はどんなに長くても10年経ったら新調した方がいいと思っています。理想を言えば5年でしょうか。だからそんなに高いものを買う必要はなくて、3万円前後のスーツで十分です。それよりもあまりに古臭くならないようにしておくことが大切です。
お葬式の間も僕は他の人がどんなスーツを着ているのかが自然と気になります。いつもスタイリッシュな人がお葬式だと一気にイマイチだということも少なくありません。自分のスタイルはどんなときでも一定に保ちたいと僕は考えているので、お葬式用のスーツであっても、しっかりサイズを合わせて、ときどき新調するように心がけています。
みなさんもたまにしか着ることがないフォーマルな衣服も、ときどきは見直してみてください。できれば結婚式とお葬式のスーツは分けた方がいいというのが僕の持論です。結婚式のスーツは普段にも使えますので、やっぱり分けた方がスマートです。
こういう場面で、人が何を着ているかなんてほとんどの人はちっとも気になりません。100人中95人は気にならないと思います。でも逆を言えば残りの5人は見ています。僕はそっちの5人にも気を配りたいんです。それが「丁寧に服を着る」ということだからです。
忙しい1週間も過ぎ去り、また明日から改めて忙しい日々が始まります。気持ちが引き締まる素敵な服を着ながら、なんとか忙しい日々を楽しく過ごしたいと思っています。
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